天然木(丸太)を板状にカットしたものを一枚板と言います。
木の種類、木が育った場所、木の育ち方、カットの仕方により、木の表情(杢目や、大手)が変化します。
人工的に作られたものでは無いので、木の幅・長さ・杢目により価値が異なります。
例えば、一般的にダイニングテーブルの心地よい幅感は約80cmです。仮に、年輪が一年で1cm増加する木があった場合、幅が80cmになるのは80年かかります。大概の場合はもっと多くの時間を必要とし、木の種類によっては成長の早さは異なります。
また、詳しい内容は『一枚板ができるまで』をご覧ください。
この様な事柄から、『一枚板』とは、他に一枚とない高級な板材と成ります。
クルミ科の木で、世界三大銘木に名を連ねるウォールナット。
強度と粘りがあるため衝撃に強く、変動も少ない木です。
高級で人気がありますが、それに見合う美しい肌目と、色味があります。
モダンからトラディショナルまで、様々な生活シーンに合う木になります。
トチノキ科の木で、古くから様々な用途として愛用されるトチ。
育成段階で、真っすぐに育つことが少ない為、とても個性的な表情をもつ木です。
個性の一つに、縮み杢と呼ばれる木目が現れます。まるで宝石の様な輝きを放ちます。
白色調がとてもエレガントな木になります。
カツラ科の木で、やや軽軟で狂いが少ないカツラ。
家具用材だけでなく、将棋盤・碁盤等にも使用され用途に優れた木です。
ですが、近年では国産のものは減少傾向にあります。
優しく・温かみのある木です。
マメ科の木で、とても硬く、重厚感あるブビンガ。
木目、色目ともに高級感があり、気品さえ感じさせます。
現在では、輸入規制があるため手に入りにくくなっております。
ニレ科の木で、とても硬く、木目が力強く美しいケヤキ。
日本の和建築をささえてきた非常に価値のある木材。
また、玉杢・牡丹杢等の特殊な杢が出る事があり、大変表情豊かな木です。
マメ科の木で、とても硬く、耐久性に優れるアサメラ。
また、温度の変化に対してほとんど変動しない特徴も持ち合わせています。
天然の大手を残すことにより、黄褐色の肌に黒色が映え、美しいコントラストを生みます。
スギ科の木で、古来から建築用材または、家具用材として親しまれるスギ。
どこか懐かしい気分を与えてくれます。
また、アイアン製の脚と組み合わせれば、和モダンへと風変りいたします。
見た目より軽く、扱いやすい木の種類となっております。
マメ科の木で、とても硬く、耐久性に優れるウェンジ。
古くからヨーロッパで、高級家具・テーブル用材として親しまれています。
肌目は荒々しく、黒色が美しい木になります。
センダン科の木で、耐朽性が高いサペリ。
色目がマホガニに似ているため、材木市場では、サペリ・マホガ二と呼ばれることもある。
赤褐色が美しい木になります。
クスノキ科の木で、とても硬く、摩耗にも強いタブ。
非常に耐久性に優れているため、内装材・家具用材に使用されますが、木材以外の用途としては線香の杉粉を固める為のタブ粉がタブノキの樹皮から取れる事でも有名です。
紅褐色が美しい、重厚感がある木です。
センダン科の木で、収縮等の変動が少なく安定しているボセ。
明るい桃褐色ですが、時の経過とともに、色目も濃く変化していきます。
天然の大手は、特徴的な凹凸を持ち、控え目ではあるが杢が鮮やかな木になります。